【アーツ】ホリデーの絵日記を描こう

こーら?なわ!こんにちは、私は元気です。「ナミビアのこと、協力隊のことで、検索に引っかかったらいいな」という気持ちでブログを書いています。

今日からは少しずつ、2学期にやってきたアーツの授業を紹介していこうと思います!

ナミビアの小学校は3学期制で、大まかに
1,2,3月が1学期、4月が休み
5,6,7月が2学期、8月が休み
9,10,11月が3学期、12月が休み
となっています。今回紹介する授業は、長期休みが終わって、久しぶりに学校が始まった時に実施しました。

「ホリデーの絵日記を描こう」

休み明けのアーツは、少しのんびりスタート。「お休みの間、何が楽しかった?」と聞きながら、ホリデーの思い出を振り返る絵日記を描きました。

必要なもの

・A4の紙
・鉛筆
・消しゴム
・色鉛筆

対象

7年生で実施
小学校高学年はどの学年でも可能だと思います!

構成

40分×3コマ

1コマ目
・ホリデーの間、何が楽しかった?

「家族とご飯を食べたこと」
「村でおばあちゃんの手伝いをしたこと」
「農場でヤギの世話をしたこと」
など答えてくれる子ども達

・どこで?誰と?何を?
「お母さんに頼まれて、妹と薪を拾いに行って…」など、ストーリーにして話してくれます。

・絵日記を描いてみよう!
レンタル鉛筆を配布。
消しゴムは教卓でのみ使うようにしています。
★2019年10月追記
消しゴムの数を増やし、グループで一つ確実に返すように…という方法を取っています。

1コマ目はとにかく絵を描き進めることを中心に、できるだけ時間を取れるよう最初で話しすぎないように気をつけます…

☆1コマ目の到達目標は、「次の時間に紙を見た時に、何を描いてたんだっけ?というのを思い出せるくらい」
自分と家族、自分とヤギが描けていれば、2コマ目に
「どんなお家なの?」
「周りには木があったの?」
などと声をかけて、背景を描き進めていけます。

2コマ目
・鉛筆描きから色塗りへ

レンタル鉛筆に加えて色鉛筆を配布。
消しゴムと鉛筆削りは教卓で使ってね!
理由は一人がずっと使うものではないから。いつも教卓にあるようにすれば、みんなでシェアできる!

・お話を書こう
2コマ目くらいで、色塗りも仕上がってお話を書ける子も出てきます。また、絵があまり進まない子には、お話から書いてもいいことにしていて、やりやすいようにしています。

アーツは楽しく!
鉛筆の貸し借りは厳しくしているけれど、内容はとにかく楽しいのが一番。こうしなさい!というルールで縛らないようにしています。

でも一応
「次の時間で終わりだよ〜」
というのは言っておきます…

3コマ目
・色塗り、お話を仕上げよう

3コマ目になれば、ほとんどの子が絵日記を仕上げられます。
「いい感じに描けたでしょ?」
「見て見てー」
という風に声をかけてくれます。
「この人は誰?」
「ヤギを何匹持ってるの?」
などと聞きながら周ります。

評価

Exploling 10点

回っている間、
よーく集中して描いている子
自分とその周りにあったものをたくさん思い出して描いている子には、私にだけわかるような印をつけて回ります。

残念だけど、明らかに他の子のコピーをしている子にも、印をつけて回ります。

アーツで、作品を出しているのに落第点を付けることは絶対にありません。
要領よくやるのも一つの手じゃない?と思う人もいるかもしれないけれど、もし大学生がコピペのレポートを出してきたら?点数は付かないはずです。
・自分でやったか
・楽しんでやったか
ということを大切にしたいので、授業内評価も意識してやっています。

私が見学したアーツの授業は、
・子どもが材料を持ってこない
・授業では先生が作り方を説明する
・明日までに宿題でやってきて
・結果出さない子多数
って感じでした。
すごくよくできているものも、宿題でやってきたとなると、本当に自分でやったのか不明だし…

時間内に完成できて、全員が提出できることを目指しています。

こんな感じの「ホリデーの絵日記」
紙があればすぐに始められるので、教師の負担も少ない。その間に次の単元としてガッツリ系の授業の準備もできます。いつかは4時間構成にして、発表会もやってみたいなと思っています☆

アーツの授業紹介

①ホリデーの絵日記を描こう←本記事
折り染め!トイレットペーパーと食用色素で鮮やかな花を作ろう←次はこちら
フィンガーペイント!炭と赤土で絵を描こう
紙版画に動物の絵を重ねて
タイル模様を描こう!しき詰められる形づくり
卵の殻でモザイク画~キリンを描こう~