10月11日金曜日に、近隣の学校で【植樹の日】のイベントがありました。
3週間ほど前から、私の学校にもお知らせが届いていて、3年生の担任の先生から、コンペティション(大会)に出すためのポスターを準備するから手伝ってほしいという依頼を受けました。
色々と話して、放課後に何人かの子達を呼んで描いてもらおうということに。
ポスター作成は選抜メンバーで
放課後に何人かの子達とポスターをつくりました。担当の先生から、子どもを何人か選んでほしいと言われ、私が選んだのは男女一人ずつ。
7年生から、山や川、木などの風景を描くのが上手なエリカナと、人物や模様など何を描いてもバランス感覚に優れているエリザベスを推薦しました。
その後、7年生の男の子が4人名乗り出てくれて、動物を描いたり、パソコンの文字を見ながらレタリングに挑戦したり。
構想
下書き
色付け
プレゼン準備
の4日間で完成!
みんなよく働いてくれて助かりました。
4月にオチワロンゴで買ったアクリル絵の具も活用できてよかった。普段のアーツでは色鉛筆ばかりなので、絵の具を楽しんでもらえたみたい。
金曜日は学校をお休みしてイベントへ
会場のカトゥトゥラ小学校は、去年開校したばかりの新しい学校!外観も教室もきれいだし、掲示、机椅子、備品なども揃っているようで、いい学校でした。
また、私の家からだとカメル小に行くよりも近そう笑
偉い人のお話を聞いたり、合間に歌を歌ったり。こういうイベントがあると、本当に一日がかりで、子どもをずっと座らせているのがすごいところだなと思います。
結局8時から13時くらいまで、低学年は合間に軽食タイムなどをはさみましたが、子ども達はずっと参加していました。
いよいよポスターの審査!!
イベントも終わりにさしかかり、ポスターの審査がありました!
ポスターを出したのは、5校の学校。審査員である来賓の前に立って、プレゼンをします。
4位、5位の学校が呼ばれ、パパイヤの実がプレゼントされました。まだ呼ばれません。
3位!オプウォ小学校!
大きなポスターに、人々の生活と木の関わりをたくさん描いているポスターで、
中身としては一番よかったんじゃないかなと個人的に思います。
火をおこす、家を建てる、塀を作る、食器やヤギを操るための道具に使うなど、自分達の暮らしが木に頼っていること、
ブレゼンでは、 植物は生き物に必要な酸素を作り出す大切な存在という話もしていて、自分達なりに考えて作ったんだなということがわかりました。
2位!カメル小学校!
絵の具を使っているのは私達の学校だけだったので、見栄えがとてもよかった!ポスターの完成度だけだったら、一番だったかもしれません。
ポスターは、背景にオプウォの山々、中央に動物達と果物をつけた木、地下に水を表す地球と根を描きました。
木は生き物に食べ物を与え、憩いの場所になる存在。地球になくてはならないもの、という少し抽象的な表現になりました。
プレゼンはメモを用意していたけれど、頑張って見ずに発表していました。見ながらゆっくり堂々と発表してもよかったかも、もっとプレゼン練習に付き合ってあげればよかったな、、など反省しました。
でも2位に選んでもらって、賞品ももらって、ありがたいことです✨
1位!クネネパワーステーションアカデミー!
大きな木の左右に、歌と詩を描いたポスターは、観音開きの形になっていて見せ方もうまく、素敵な作品でした。
ポスターだけでなく、歌を混ぜた劇のパフォーマンスも最高で、1位に相応しい完成度でした!子ども達の態度もよく、初めて聞く学校名だったけれど、私立かな?と思います。
会場校カトゥトゥラ小学校の取り組み
ポスターでは入賞を逃してしまったカトゥトゥラ小学校だったけれど、私はこの学校の取り組みが一番素敵だと思いました。
それは、全校生徒一人一人が植樹の日に関する何かしらの学習をしたこと!
高学年は一人一人がポスターを描いていました。低学年は、木の大切さを学ぶ英語のお話を聞いたり、黒板には木についての歌が描かれていて、イベントの合間にも披露してくれました。校庭には、植樹のための穴がすでに用意されていて、最後に記念の木を植えました。
私の学校は、、、?
ほんの数人の子だけの取り組みでポスターを作成しました。
この単元が、本当に子ども達の学びになるように、と思ったら、一人一人か思いをもち、手を動かすための働きかけが必要だったなと思いました。
思えば私の学校では、普段から学校をあげての取り組みや、教員同士の協働が少ない印象。
同じテーマに、教員も子どもも一緒に向き合うというのをやってみたいなあと思いました。
おしまい⭐
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