ワトケルワ?こんばんは!
私が青年海外協力隊として配属されているのは、ナミビアのオプウォにある「カメル小学校」という学校です。年長さんから7年生まで約620人の子ども達が学んでいます。学校のこと、子ども達のことを紹介していきたいと思います。
4年前までは「高等小学校」だった
ナミビアの教育制度では、1年生~3年生までが現地語での学習、4年生以降が英語での授業を受けることになっています。低学年はJunior primary、高学年はSenior primaryと区切られています。
今のカメル小学校では小学校段階の全学年の子が学んでいますが、以前は4~7年生だけの高等小学校でした。低学年は、お隣のオプウォ小学校が受け入れていたのですが、今はそれぞれが全学年を受け入れる体制になっています。
きっと机・椅子の移動など大変だっただろうなぁ・・・
ちなみに寮は同じなので、低学年はあっち、高学年はこっち、という方が分かりやすかったんじゃないかなと思います。管轄のサーキットオフィスも、カメル小はオプウォ事務所、オプウォ小はエプパ事務所に所属しているので、期末試験の日程も問題用紙も違うものを使っています。。。
文化を大切に
オプウォの土地柄、文化を大切にする意識が高いことを感じます。独立記念日や文化祭の時には、自分の文化の服装で登校しよう!と言われるし、アーツの授業で人形を作ったり、伝統的なダンスを踊ったりもしています。
子ども達はそれぞれに「自分は○○族」というのを持っています。ヒンバの子、ヘレロの子、ゼンバの子、オバンボの子・・・今のところ、何族でもない子には会ったことがありません。
2年生はテントぐらし
カメル小学校には、年長さんと1年生が各1クラス、2・3・4年生が各2クラス、5・6・7年生が各3クラスあります。教室数が足りないので、2年生はテントでの学習。暗いし、暑いし、黒板は小さいし・・・厳しい環境での1年間だなと思います。
私たち青年海外協力隊が来る前のこと、大使館の事業で行っている「草の根無償資金協力」によって、校舎の一部、2クラス分が建てられています。壁にも日本のことが描かれています。
こちらは職員室の壁に描かれている絵。2003年から2005年に赴任していたアメリカのボランティアpeace corpsの隊員の方が描いたそうです。2学期に聞いた話だと、またpeace corpsの隊員が赴任する予定とのことなので、私はかぶらないかもしれないけれど、後任の方とは一緒になるかもしれないなと思います。いいなあ(^^)
校歌もあります
外壁に書かれているのは、ナミビア国歌、African Unionの歌、そしてカメル小の校歌です。
校歌のある学校は珍しいようですが、州によっては州歌があるところもあるので、歌を作るのが好きなのかなと思います☺️
毎日8時間目まで!
高学年の子ども達は、毎日8時間目まで授業があります。
1時間目7:20~8:00
2時間目8:00~8:40
3時間目8:40~9:20
4時間目9:20~10:00
~ブレイクタイム~
5時間目10:40~11:20
6時間目11:20~12:00
7時間目12:00~12:40
8時間目12:40~13:20
1コマの授業は40分。その中に教室移動も含まれています。
ブレイクタイムはこんな感じ
給食をもらったり、自分で軽食を買ったり。寮生はホステルに戻って、ジャムサンドを食べているそう。
給食はトウモロコシの粉をお湯でぐつぐつ煮たもので、子ども達は「ブラマー」と呼んでいます。ブレイクタイムに校庭を歩いて回っていると、「来て来て!一緒にブラマー食べよう」と誘ってくれます。パップより水っぽい感じで、指が火傷しそうなくらい熱々。おかず等は無いけれど、政府から無料で支給されている給食。これだけでも学校に来る理由になるかな、と思います。
大変なことも色々あるけれど・・・
道具がない、椅子も足りない、床は穴だらけだし天井も下がってきてる。色々と大変なこともあるけれど、子ども達は明るく元気。そしてとても働き者な子が多い!最後に子ども達の様子を少しアップして終わりたいと思います(^^)
オプウォに観光に来る方も、学校に興味があったらいつでも寄っていってください!
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