怪我をして失ったものを、取り戻していくためのリハビリ
リハビリは自分に足りないものを見つける作業
5月6日にアキレス腱断裂の怪我をし、手術を受け、リハビリに取り組んでいる。
怪我とリハビリからはたくさんの気づきがあって、普通に歩ける、いや立てるだけでも身体の色々な部分を使っていることがわかった。
始めは脚を下ろして椅子に座ることもできなかった。座れても立てなかった。立つには足首だけでなく、太ももや膝やふくらはぎの裏の柔らかさも必要だった。
立てても歩けなかった。歩くには足首が90度以上曲がる柔らかさと荷重に耐える強さが必要だった。
一歩一歩足を揃えて歩くのと、スムーズに歩くのでは全く違った。
スムーズに歩くということは、脚をついた後につま先で蹴る動きをしていることがわかった。その時にふくらぎが縮む筋力、そして引っ張られるアキレス腱の強さと柔らかさが必要だった。怪我をしていない方の脚の動きを見ながら、無意識のうちに色々な動きをしていたんだなぁと興味深かった。
失ってまた取り戻していく
怪我をしたり、手術を受けたりすることは、確かに「今までの力を失い、手放すこと」にも思えた。でもその後、「取り戻していく」ことでもあって、自分にとっていい経験になったと思う。
自分に今、何が足りないから次の動きができないのか。次のステップに進むために、どの部分のどんな力が必要なのか。一つ一つ、拾い集めていくようなリハビリにすごく納得できたし、能力の獲得の仕方として勉強になった。
段階を追って支援してくれた主治医の先生や、若いけれど知識が豊富で、私の脚の現状と今後のことを丁寧に示してくれた担当の理学療法士さんにとても感謝しています。
つまづきを見つけてあげることは教育でも大事
上にも書いたことは教育の現場にも生かせると思っていて、「その子に今、何が足りないからその課題ができないのか。次のステップに進むために、どんな力が必要なのか」見つけてあげたいと思った。
そのためには、もっと学習内容の系統を知っておかないといけなくて、アフリカに行く前にせめて理科と算数については勉強していこうと思っている。
やりたいことも見えてきたし、なかなかいい感じ。今の時間を有効に使おうと思います!
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