早くナミビアに行きたい。ナミビアの先生や子ども達と出会うのも、2018-1次隊のみんなと再会するのも、楽しみで仕方ない。
訓練所の英語のクラスでは、自分たちが行く国について調べて英語で話す時間が多く、ナミビアについて色々と調べることができた。これから出会う人にも興味はあるけれど・・・とにかく一番興味があるのは自然!今日はナミブ砂漠について、英語のクラスでのスピーチを、何となくの日本語に直して書きたいと思う。自分で撮った写真がないので文章だけになってしますのが本当に残念だけど・・・実際にナミブ砂漠へ行ったら、ここにその写真も載せて完成させたい。
ナミブ砂漠の色の理由
ナミブ砂漠は、世界最古の砂漠の一つと言われ、その起源は約8千万年前に遡ります。朝日や夕日に照らされて輝く、ナミブ砂漠のオレンジ色・・・この色こそがナミブ砂漠が世界最古の砂漠と言われる指標になっているのです。ナミブ砂漠の色は、砂に含まれる鉄分が長い年月をかけて、錆びた鉄のように酸化されていったことでできています。
南大西洋の寒流がもたらすもの
鉄の酸化をもたらす大事な要素が、霧です。ナミブ砂漠は降水量が少ない地域ですが、早朝に霧が発生することの多い地域でもあります。これは、南大西洋のベンゲラ海流が、南アフリカ側から北上する時に、周囲の空気を冷やしていくことによって起きます。ナミブ砂漠が得る水分は、降雨よりも霧の方が多いのだそうです。霧は砂漠の色を濃く変化させるとともに、砂漠の生き物にとっても大切な水分源となります。
また、砂漠が太陽によって熱されて、海と陸地の温度差が大きくなったとき、陸に吹き上げる強い風が吹きます。この風がナミブ砂漠の砂丘を大きく、高く形作ってきました。
砂漠に生きる不思議な生き物
ナミブ砂漠の、強い日差しと乾燥の中でも、たくましく生きる生き物たちがいます。
サカダチゴミムシダマシ(Head-stander-beetle)は、霧が出る朝に砂の中から現れて、頭を身体よりも下に下げ、まるで逆立ちをしているかのような体勢でじっと待ちます。霧は水滴となってサガダチゴミムシダマシの身体に付いていきます。やがて、水滴はサカダチゴミムシダマシの身体を伝って頭へと降りていき、口から水分を飲むことができます。
シャベルカナヘビ(Shovel-snouted-lizerd)は、秒速90センチメートルもの速さで走れるといわれるカナヘビです。高温の砂漠を移動する時、彼らは時々休み、足を冷ましながら進みます。片方の前足と、対角の後ろ足を持ち上げて地面から離し、2本の足が冷めたらもう一方の前足と後ろ足に交代します。足を交互に上げる姿はダンスのようで、サーマルダンスと呼ばれています。
乾燥している、しかし
ナミブ砂漠の年間降水量は120ミリリットル以下、一部の地域では25ミリリットル以とも言われるほど乾燥しています。しかし、砂漠のすぐ近くにある大西洋がもたらす霧が、砂漠の形成と、そこに住む生き物たちにとって大切な命の源になっています。
おしまい(^^)
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