トゥウェイフルフォンテーン、サン族の人々が残した岩絵

こーらなわ!
先日コリハスという町へ行ってきました。コリハスから、世界遺産のトゥウェイフルフォンテーン(twyfelfontein)へ。トゥウェイフルフォンテーンは、ナミビアで初めて世界遺産に登録された場所(2007年登録)現在はナミブ砂漠も加わり、ナミビアには2箇所の世界遺産があります。

こんなに乾燥している場所に、人の暮らしがあったとは…

日程

一日目
Opuwo→Oujo→khorixas
二日目
Khorixas→Petrified forest→★twyfelfontein→Damara museum
三日目
Vinger klip→Khorixas
四日目
Khorixas→Kamanjab→Omakange→Opuwo

ドライバーはとても優しいメンディーさん。メンディーさんの仕事仲間のリチャードさんも来てくれました。

コリハスの町から未舗装路に入り、数時間行くと(3時間ほど?)トゥウェイフルフォンテーンのビジターセンターに到着します。
入場料をND60払い、ガイドさんに案内してもらいながら、歩いて回りました。

トゥウェイフルフォンテーンの何が世界遺産に値するの?

トゥウェイフルフォンテーンでは、大昔にサン族の人々が岩に彫った絵を見ることができます。岩絵は、だいたい6千年〜2千年前に形成されたものと言われています。

トゥウェイフルフォンテーンの意味は、英語で”doubtful fountain”日本語訳は「不確かな泉」という表現を見かけます。現在はカラカラに乾燥している場所ですが、何千年も前は湿潤気候にあったと考えられていて、岩絵はそれを裏付けるものでもあります。

参考までに、8千年前から湿潤化、その後6千年前ごろから再び乾燥し、2千年前ごろから再び湿潤化、ここ数百年は乾燥化の傾向にあると見られています。

岩絵は何を意味するの?

狩りの教育

岩に彫られているものは動物が多く、これは狩りの仕方を伝える教育の意味があったと考えられています。動物の姿と一緒に足跡が描かれていて、足跡を追いながら狩りをしていたことが伺えます。

右側中央に足跡が…上にもあります

水のありか

丸印は、泉の場所を示していて、この岩は地図の役割を持っていたと言われています。

泉の場所を表す丸印

集団のコミュニケーション

ライオンのしっぽが人の手の形になっているのは、ライオンにシャーマンが宿っているからだそうです。宗教的な意味を持つ絵もあるようでした。

長いしっぽの先が手の形に

不思議な形の岩も

岩絵の他にも歩けるルートがあり、不思議な形の岩を見に行きました。
波が覆いかぶさるような形の岩。
青空と赤い岩、乾燥した大地が広がっていて、日本では見ることができない景色を楽しみました。

任地もとても乾燥していて、もう4週間以上雨が降っていません。さすが一年で300日晴れると言われるナミビア…
「緑の山とひたひたの川を見たいなぁ」
と思っていたけれど、トゥウェイフルフォンテーンで見た景色に圧倒されました。

乾燥地帯の景色も素晴らしい!!

6月7月は忙しくなりますが、また時間を見つけて国内旅行にも行けたらいいなと思います。

続編の「化石の森」について書いた記事もよかったらお読みください✨