今から約2億8000万年前、地球の大陸がまだつながっていた時の話。そんな大昔のことに思いを馳せることができる場所が、ナミビアにあります。
場所はこちら
コリハスの街から44キロ。twyfelfonteinとの間にあります。ずっと小さなアップダウンのある未舗装路を進むため、もっと遠く感じました…
「化石の森:Petified forest」はナミビアの国の文化遺産に指定されています。エントランスで入場料を払って、ガイドさんと一緒に中へ。
木なのに石。木の化石。
さて、ゲートを通るとすぐ、「持ち帰り禁止!」の掲示が。その掲示の上に置かれた木の化石は触ってOKとのことで…
見た目は木の欠片だなぁ。
持ってみると…
重い!!
木じゃない!!
長い長い年月をかけて、元々は木だったものが、化石になったものとのことです。
木なのに石…
砂漠なのに森、、
どうして木の化石ができたのか
現在、化石の森で、マツの木の化石を見ることができる。しかしマツの木は、元々この地域には無かったものと考えられている。
今から約2億8000万年前のこと。大きな洪水があった。その洪水は森を押し流し、土砂を運んだ。マツの木は中央アフリカから流れて来たものと考えられている。
土砂に埋まった木は、酸素のない環境のため腐ることがなかった。そして地中で強い圧力を受けて、木の中にケイ酸を含む地下水が入り込み、長い年月をかけて二酸化ケイ素という物質に変わり、化石になった。
・・・ということは今は木じゃなくて二酸化ケイ素っていう物質なのか
今から2億8000万年前って?
まだナミビアのお隣に南米がくっついていた。
当時の氷河期の終わりにあたり、大量の融雪水が洪水を引き起こした。
その後1億2000万年前に、アフリカ大陸と南米大陸が分裂し、大西洋が生まれた。土地の隆起が起きたナミビアでは、河川の侵食力が強くなり、土地が削られていった。
そして、化石の森は地表に現れることになった。。。
詳しくはゴンドワナ大陸、パンゲア大陸で調べてみて下さい。
つまりは、石炭ということ??
最近理科で、
「化石燃料は天然資源だけど、自然が生み出すよりも人間が使う速度の方が早いから、枯渇性資源と呼びます」
ということを教えました。
こうやって文字にすると、ほんと皆わかったかな…って不安になる。。多分わかってない子多数。。母語ではない英語で学んでいるわけですし・・・
そのことを思い出し、
「ていうか化石の森って石炭じゃない?」
と考えました。
気になる!
以下Wikipediaの「珪化木」より引用
木化石とも呼ばれるように、古代に何らかの原因で土砂等に埋もれた樹木が、膨大な年月をかけ地層からかかる圧力により木の細胞組織の中にケイ素と酸素、水素との化合物であるケイ酸を含有した地下水が入り込むことによって、樹木が原型を変えずに二酸化ケイ素(シリカ)という物質に変化することで、石英や水晶などと同様に固くなり、化石化したものである。
保存状態が良いものは年輪や木の形まで保存される。石炭とほぼ同所的に出土することもあるが、珪化木はケイ素分を多く含んでいてかなり硬く、石炭採掘の際には厄介な障害ともなる。一部が石炭、または石炭に近い状態になっているものもあり、いわば「石炭になり損なった木」ともいえる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8F%AA%E5%8C%96%E6%9C%A8
以上
石炭のページを見ると、石炭は炭素の塊。珪化木は二酸化ケイ素の塊。石炭とも違うんだなぁ。
広くて、乾燥したナミビアの土地。ここに氷河期があったとは。お隣に南米がくっついていたとは。冒頭に出てくるマツの木というのが、グロッソプテリスという植物で、大陸が繋がっていたことを裏付けるものなのだとか。
とても興味深かった、Petrified Forest化石の森。アメリカのアリゾナ州にも同様に珪化木を見られる国立公園があるとのことです。
アメリカ、行ってみたい。世界は色々面白いなぁ。
Twyfelfontein編もよかったらお読みください。
先日投稿した、トゥウェイフルフォンテーン(twyfelfontein)の続編としてこの記事を書きました。
今回はコリハス旅行の★の部分!
一日目
Opuwo→Oujo→khorixas
二日目
Khorixas→★Petrified forest→twyfelfontein→Damara museum
三日目
Vinger klip→Khorixas
四日目
Khorixas→Kamanjab→Omakange→Opuwo
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