【理科】3学期テスト振り返り

こんにちは。ナミビアでは、学年末試験が行われています。理科のテストの採点が終わり、成績も付け終わりました。結果的には基準に満たなかった子が1人います。その子がもう一度6年生をやり直すことになるかどうかは他の教科次第です。

前回、得点アップを目指すため、カードを使って回答の練習をしていることを紹介しました。

結果を見てみて思うのは、「結局大事なのはその子自身の学びに向かう力」ということ。色々と思うところありますが、ひとまずはテストを振り返っていきたいと思います!

理科のテスト振り返り

100点満点中
最高点91点
最低点14点

得点分布
10点台1人
20点台8人
30点台9人
40点台8人
50点台2人
60点台1人
70点台1人
80点台1人
90点台1人

2学期と比較

2学期の試験は60点満点だったので、得点を%に直して比較してみました。得点が下がってしまった子が34人中7人。その他27人は得点が上がりました。学年末試験は範囲が広くなるので難しくもなるけれど、何問かは2学期の試験と同じ問題が出ていたので、得点を上げてほしいところでした。

得点分布2学期→3学期
10%台7人→1人
20%台10人→8人
30%台7人→9人
40%台4人→8人
50%台2人→2人
60%台2人→1人
70%台1人→1人
80%台1人→1人
90%台0人→1人

グラフを作ってみました

得点比較

こういうのってどう比較するのがいいんだろう・・・

縦軸は子どもたちの出席番号。横軸はテストの点数です。青が2学期、赤が3学期。灰色は2学期と3学期の点差で、右に延びていたら3学期に得点が伸びたことを、左に延びている子は得点が下がったことを表します。

印象としてはクラス全体で少し得点が上がった。一番のビッグジャンプは47%→67%に上げた25番の子。この子は算数の首席で、学習自体は好きな子。これからもっと上がると思います。13%→43%の子は前回のテストの時に「態度は悪くないのに、こんなにできないのか・・・」「問題の意味と答え方が分かればもっとできるはずなのに」と気づかせてくれた子です。ちゃんと授業に着いてきてくれて、学習に向き合おうとする子は伸びていくと感じました。今回トップを取ったのは前回は2位だった34番の子。元々の得点が高ければ伸びしろも小さくなるけれど、75%→91%は本当によく頑張りました。

さて、まとめっぽくなりますが、今回感じた大事なことは「ちゃんと授業に着いてきて、学習に向き合おうとする子は伸びていく」ということ。

自分の2年目にやっていきたいことは
・授業の質を上げたい
・子どもの態度を改善したい
・自習の習慣をつけさせたい

子ども達には、「自分のために学んでいける人」になってほしい。

テストはどんな感じ?

テストは100点満点で、最初に4択問題のSection A(20点分)があり、その後に記述問題のSection B(80点)が続きます。

Section A は選択問題
Section B は記述問題

範囲は6年生で習った
Social Health
Water
Matter & Force
Electricity
Magnetism
Human Body
の全範囲です。内容としてはそれほど難しくはありませんでしたが、たまに習っていないことが出てしまいます・・・

例)男性の生殖器の部位の名前を答えなさい


もともと送られてきたデータにABCの記載がなく、隣のクラスを教えている先生が問題作成者に電話して聞いて、手書きでABCを振ってくれました。問題なのはC。正答は陰嚢(Scrotum)なのですが、多くの子が精巣(Testes)と回答しました。1学期担当していた先生はおそらくTestesは教えていたけれどScrotumは教えていなかった。問題作成者に電話までしてくれたなら、「この問題自分は教えてないな・・・」と気づいて、子どもが知っている部位にABCを振ってくれればよかったのに。私もそこまでは復習していなかったので、うちのクラスで正解できたのは1人だけでした。
 一応隣の先生に申し立てて、「あなたは1学期にここまで教えていないんじゃない?」と聞いてみたけれど、「そういう問題なんだから仕方ない。外側と内側では違うんだから。Testesには丸をあげられないよ」とのこと。粘ってみたけれど、残念だけど問題のせい、ということになってしまった。「ところであなたはこの部位を知ってるの?(ニコニコ)」みたいなセクハラ発言の相手もしていると、抗議する気力も奪われていきます・・・。

問題が読めていないこともたくさん。

得点が低い子のほとんどは、適当に回答を描いている印象を受けました。
Electricityの設問なのに、Oxygen, glucoseと答えている。Electricityの文字を見て、何を想像しているのか。どんなイメージをもってOxygen, glucoseと書いているのでしょうか。この辺が得点だけでは測りきれない大きな問題なのかなと感じていて、問題と回答を丸暗記して丸をもらったとしても、誤ったイメージをもっている恐れがある。実験をしていくこと、身近な実物を手にしながら学ぶことの大切さを感じます。

得点が高い子は問題に対してどう答えていいかよく分かっている
なのでなかなか点を落としません。

そして分からない問題があっても自分で考えて答えを出し、部分点をゲットしていきます。

例)結核の蔓延を防ぐにはどうしたらよいか
授業で学んだのは
・医者にかかり薬を正しく服用する
・人を招いたり訪ねたりしない
・手を洗い清潔を保つ
の3点ですが、この子が書いてきた「健康的な食事をとる」にも丸をあげました。問題の意味が分かれば何とか自分でアイデアが出せる。やはり英語の力に左右されてしまうのが大変なところです。

以上、理科テストの振り返りでした。

来年はおそらく理科を担当しないけれど、今年度理科クラスで学んだこと、感じたことは来年度の算数の活動に生きてくると思います。自分が今考えている「自分のために学ぶ習慣を続けられる子」を一人でも多く育てていきたいです。

おしまい☆