【理科】情報が詰まったノートにしたい。教科書を持っている子がほとんどいないから

こーら?なわ!

しばらく間が空いてしまいました。前述の通り二学期が始まってから学校で色々あって

干されるんじゃないか

という恐怖心を感じながら仕事していました。大人の世界のあれこれに悩みながら駆け抜けた3週間。自分と子ども達のベストを目指したいけど、周りの大人との協調性も大事だったなぁと反省しました。。

教科書を持っていないのに、教科書の絵を写す宿題が出る

さて、私が赴任した時に見た理科の授業は、
教師が子ども達のノートに赤を入れていく【宿題チェック20分】
のりを持っている子がほとんどいないので、持っている子がいつも周りに分け与える 【教科書のコピー貼り10分】
最後に先生が喋る【説明10分】
みたいな感じでした。その時に宿題の説明があって、基本このサイクルを繰り返していく。

教科書を持っていない子も多いのに、
「教科書を写す」という宿題が出たり、

「明日までに動物の写真をノートの表に貼ってくる」という宿題が出て、教科書を切り抜いて貼ってくる子がいたり。

やらない子もいるし、かなりきれいにやり込んでくる子もいます。宿題に頼っているので、情報は不確かで、宿題をやって来ない子のノートは悲惨でした。

理科の授業でやりたいと思ったこと

まずやりたいと思ったのは、

ノートを見越した授業準備


教科書を持っている子がクラスに5人ほどしかいないので、ほとんどの子にとって、ノートが全て。十分な情報が詰まったノートにするために、ワークシートを使った授業をしています。自分でもノートを作って、それに合わせて略案を書き、掲示物を作ります。授業準備はノート優先。

自分の準備用ノート
教える内容はシラバスに対応させておきます

・宿題チェック、貼る作業の時間短縮

授業の中心になっていたこの二つの工程。ただチェックを待っていたり、のりを待っていたりするだけ。
「何もしていない時間」
がたくさんありました。宿題チェックは教師が空きコマにやればいいし、貼るのにそんなに時間はいらない。
プリントの端を切ったり、自分ののりを持参させたりするのも大切な教育なのかもしれませんが、他でやってって思うので、
私は

①すぐ貼れる大きさに切っておく

②ジャムの瓶に入れたのりをシェアする

という方法をやっています。のりは手作りしようかとも思ったけれど、放課後に自分の体力が残ってないので却下。。

・授業内容はできれば体験を

実験というほどではないけれど、塩を水に溶かしたり、水の蒸発量を調べてみたり、外に出て水を触って「涼しい!」を体験してみたり。

塩の溶け方。ビーカーはないのでペットボトルで
表面積と蒸発の関係。お皿は一日でカラカラに💦

体験のあと、ノートに「結果」と「考察」を書く。こんな流れが定着していくといいなと思います。

また、外で水に触れていた時、「水は地面に染み込むね」「肌についた水は乾くね」などなど話していたのですが、「水は肌にも染み込んでると思う」という意見も出て、私自身も子ども達の気づきから学ぶことが多いなと思いました。

たまには外にも出よう!

私は現地の先生のように現地語で説明を補ってあげられないし、英語でも長々と話せるような人柄じゃない。話すことに長所がない自分ができることとは…?

自分の短所もわかった上で、できることをやっていきたい!もちろんたくさん話せるのがこちらの先生の良いところ!周りの先生から学びながら、ポスター作成の手伝いをするなど、学校のためにできることもやっていきたいと思います。

子ども達のノートを紹介します。みんな色ぬりが大好き
ノートをすっきりまとめていきたい!