Culture festival!文化を大切にするオプウォの小学生達

こーら?なわ!

こんにちは、私は元気です!

6月21日金曜日、学校では、culture festivalというイベントがありました。

生徒は普段は制服ですが、今日は私服登校OK!また、自分たちの文化の民族衣装で登校する子も多くいました。

理科を教えている6年生の女の子たちと。私もこちらで作ってもらったワンピースを着て。

生徒たちによる、劇、ダンス、歌、文化紹介
Culture festivalでは、
・へレロ族のグループ
・オバンボ族のグループ
・ゼンバ族のグループ
・日本文化クラブ
が発表をしました。

メンバー構成は6,7年生を中心に有志で、自分の民族以外のグループに所属してもOKです。

「文化を理解し尊重しよう!」という意識が強いオプウォの人たち。自分はその民族でなくても、文化に興味があるならグループに参加して一緒に発表しようよ!という風になっています。

みんな爆笑!へレログループの寸劇

へレログループは、家族の日常を劇にしていました。お母さんと子ども達がごはんを食べていたり、お父さんとおじいさんが話をしていたり、扉をノックしてお客さんが来たり。

ちなみに現地後のへレロ語はこんな感じ!演技が上手で会場の笑いを取っていました。

ピンクはオシワンボカラー!

オバンボ(オシワンボ)族のグループは、太鼓と手拍子でダンスを披露してくれました。背負っているクマのぬいぐるみは赤ちゃんという設定です。
子だくさんなオプウォの人たち。赤ちゃんや小さい子どもは常に生活の中にあります。

オバンボ族といえば、このピンクのストライプ柄!鮮やかな色合いを着こなす姿がとても素敵です。

赤ちゃんを囲んで踊るゼンバ族のグループ

ゼンバ族のグループは、劇を披露してくれました。お母さんが赤ちゃんを抱いて、その周りをみんなで囲みダンスをします。赤ちゃんは産まれてからどのくらいなんだろう?子どもも踊るのかな?など、もっと知りたいことも多くありますが、子どもの誕生を祝ったり、名付けのしきたりがあったりする(ホーリーファイヤを訪ねる)と聞いたことがあります。

もっと色々なことを知ってみたいと思いました。

紫の布を頭に巻いている先生は若くてとても仕事熱心な人。この先この先生と組んで何かできたらいいなぁ〜

日本文化クラブも!

今まで日本文化クラブでは色々なことをやってきて、折り紙、書道、盆踊り、歌など、何を発表しようかな?と思っていました。

「文化祭ってどんなことをやるんですか?」と聞いたところ、先生から

「日本文化クラブも、赤ちゃんの名前の付け方や、結婚のきまり、女の子が初潮を迎えた時にすることなどを紹介したらいいと思うよ!」

とアドバイスをもらいました。
む、難しすぎる…!!

ということで、今回は
・アルプス一万尺
・お箸の使い方
・恋するフォーチュンクッキー
の三つを発表!

今思えば、人名用漢字や画数、大安などを紹介してもよかったなぁと思います。これからの日本文化クラブで少しずつ紹介していこうかな。

遠い日本の文化にも興味をもってくれて、子ども達が集まってくれて…文化祭でも時間をもらえるなんて、本当にありがたいなと思います。

違う文化を持つ人々が一緒に住んでいるからこそ、「文化を大切にしよう」という姿勢を強くもっているオプウォの人たち。日本にいた時は当たり前すぎて「文化」と思わなかったことも、違いに出会うと、自分の文化だったんだなぁ〜と気づきます。
違う人達がいるからこそ、大切にしようという意識が育つのかな?自分の文化に目を向けることや、他の人の文化を知ろうとすることは、こちらに来て学んだことの一つです。

最後に日本文化クラブの子たちの写真を少し☆彡

練習風景
本番!みんな上手でした☆彡
せっせせーの、よいよいよい。からのアルプス一万尺