【アーツ】フィンガーペイント!炭と赤土で絵を描こう

アーツの記事第3弾。
前回、折り染めで食品色素を使った私は、
「もっとローカルな素材を使った方がよかったかな…?」
と考えました。

そこで、町で見かける、アレを買ってみることに。

こちら

ヒンバ族の赤土!

両手いっぱいに持てるくらいで10ナミビアドル。約8円です。

試作はこちら

キリン柄、ヒョウ柄、シマウマ柄と色々悩んで、シマウマ柄を採用しました。

フィンガーペイント!炭と赤土で絵を描こう

必要なもの

赤土
炭をゴリゴリ砕いたもの
のり
黒のアクリル絵の具
ペットボトルキャップ
A5サイズの紙×3枚

対象

小学校7年生
低学年でもできると思います!

構成

40分×4コマ

1コマ目
・シマウマってどんな模様? 
しましま!白黒!
など答えてくれます。
シマウマの写真を見せて、枝分かれしている線はあるけれど、交わる線はないことを確認。

・指で描いてみよう!
途中で絵の具が足りなくなってしまいました!ペットボトルキャップでは少なかったようです…

黒の絵の具は、拾った炭(お隣さんが火で調理するので、分けてもらった感じ)を石でゴリゴリ砕いて、水とのりを入れたもの。

足りなかった分は持っていた黒のアクリル絵の具を水でのばして補いました。

2コマ目
・ヒンバ族の赤土で素材を作ろう!
赤土は結構硬いのですが、水に浸しておくと周りが水を吸って、クレヨンのようになります。
たまに水をつけながら、2枚目の紙一面を赤く塗ります。

・3枚目の紙は黒の絵の具で縁取り
最終的に額縁のようにしたいので、縁取りした紙も作っておきます。

額縁信者なので…!

2コマ目はただの素材づくりになってしまいました…ただ、赤土は思ったよりも絵を描くのに向いている気がしたので、今後も使っていきたい。

3コマ目
・シマウマを描こう!
シマウマの写真を見ながら、絵を書きました。
と、思ったらトレース大会になってしまった…!!

「トレースしたらみんなで見られないから、見ながら描こう!」と言う私と、「待っても良いからトレースしたい!こっちの方がきれいに描ける!」と言う子ども達。

押され負けました。。

私の読みが甘かった…。子ども達は上手に描きたがっていて、リアルなシマウマが描けることが嬉しいのだから。

コピーしないを目標にするなら、同じにならない工夫が教師に必要だな。もっと考えなくては。

4コマ目
・全ての素材を使ってカードを作ろう!
のりとはさみをシェアして、カードを作ります!

完成はこんな感じ〜〜

額縁があると作品が引き締まります✨

物の管理の話

切って貼るだけなので、一人一人がのり、はさみを持っていればすぐ終わるのですが、こちらではそうはいかない…

人が切り終わるのを待つのですが、待てなくて歩き回る子や、途中で友達から奪ってしまう子も。

みんなでシェアするって分かっていても、自分では買えないから、あわよくば自分のものにしちゃいたいって子が、たくさんいると思います。返却の時には、
「足りないぞ!誰が持ってるんだ!返しに来い!!」と怖いくらいに言って、やっと揃います。。

揃ったね、
今日も偉かったね、
返せばまたみんなで使えるね
…と最後は笑顔で。

怒りたくないのは自分のためもあるけれど
「怒られるから返す」
というのは本質と違うと思うから。

「みんなで使うものだから返す」
「大切に使う」
って思ってほしいな。

「みんなのものを自分だけのものにしない」っていうのは、正直大人でもできていないこと。私もボールペン、マーカーペン、磁石、穴あけパンチ…たくさんのものを同僚から返してもらっていません。。

いつでも貸してって頼んでね
でも私も使いたいし
他の人も使いたいかもしれないから
使い終わったら返してね
使いたい時に借りに来てね

って、少しずつ伝えていきたい。
イライラせずに💦

子ども達にも、借りたものを返せる人に育ってほしいなと思います!

アーツ授業紹介

ホリデーの絵日記を描こう
折り染め!トイレットペーパーと食用色素で鮮やかな花を作ろう
③フィンガーペイント!炭と赤土で絵を描こう←本記事
紙版画に動物の絵を重ねて ←次はこちら!
タイル模様を描こう!しき詰められる形づくり
卵の殻でモザイク画~キリンを描こう~

また少しずつ、更新していきます★