【アーツ】紙版画に動物の絵を重ねて

アーツの記事第4弾
やりたかったことの一つに、紙版画があります。理由は、
版の形、
刷る位置、
使う色、
などが違えば、他の子と同じにならない。周りに影響されずに自分の作品づくりを楽しめるのでは…と思ったからです。

結果的には、私の思いとは少し違った方向にいった感じもあるけれど、素敵な作品になったと思います。

紙版画に動物の絵を重ねて

必要なもの

・牛乳パック(30人クラスで10本くらい)
・はさみ
・A5の紙3枚
・絵の具
・小麦粉を加熱して粘りを出したもの
・鉛筆
・色鉛筆

学校に粉絵の具があったのですが、水でとくだけではうまく色がのらない。。今回は小麦粉で粘りを出してみました!

対象

小学校7年生

構成

準備+40分×5コマ

準備

学校にあったのはこちらの粉絵の具。
粉絵の具と水だけでは、うまく色がのらないし、水を減らすと大量の絵の具を消費してしまう…

版画の絵の具って、ペタペタしていますよね。あのペタペタ感をどうやって出そうかな?と思った時、最初はボンドかな?と思いました。やってみたけれど、大量のボンドが必要になりそう。ボンドは高いので却下しました。

次の候補が、のりの代わりにも使ってみたかった「小麦粉」

フライパンで加熱して、ペースト状にして、粉絵の具と混ぜてみました。本物の版画のインクのように均等に伸ばすのは難しいけれど、水っぽいよりはずっとまし!

ということで小麦粉絵の具を採用しました。

準備はこんな感じ!傷みやすいので冷蔵庫で保管します。

1コマ目
・モパネツリーの葉っぱって、どんな形?
乾燥に強く、昔からナミビアの人達の生活に欠かせなかったモパネツリー。みんなもよく知っている木です。
「ちょうちょみたいな形だよ!」
「黒板に描いてあげるよ!」
など言ってくれます。

モパネツリーの葉っぱ 

うちの庭にもモパネツリーがあります

・他にはどんな葉っぱを知ってる?
「ジグザクのやつ」
「細いやつ」
などなど。。校庭で少し取ってきた葉っぱを紹介しながら。

・牛乳パックで葉っぱの形を作ってみよう
牛乳パックとはさみを配って、形を切りました。モパネツリーを切る子もいれば、細かい葉っぱがたくさんついたものに挑戦する子も。

1コマ目はここまで!班ごとに集めて保管します。

2コマ目
・紙に葉っぱの模様をプリントしよう!
青、緑、黄色の絵の具と、前回作った版を配って、A5の紙にどんどん模様をつけていきます。

3コマ目、4コマ目
・動物を描こう!

事前に聞いたところ、シマウマ、ライオン、チーター、キリン、ゾウ、鳥を描きたい!という要望が。
見本を用意して、3コマ目は鉛筆描き。4コマ目は色鉛筆で。

5コマ目
・素材使って、作品をつくろう!

動物を切り、葉っぱの紙を切り、A5の紙に貼り付けます。周りは色鉛筆で飾りました〜

完成〜〜〜
5コマも使っちゃったんだなー!!笑

途中、これ上手くいくかな…と不安になりましたが、その不安を吹き飛ばしてくれるくらい、素敵な作品になりました。

よかったー!

でもこの授業、現地の先生が真似する…?

私は一人でアーツのクラスを運営しているけれど、「できれば現地の先生と一緒にやりたい」と思っています。

今回の授業は準備が大変すぎる。
手のこった授業は真似してもらえるだろうか…

現地の先生だったら、
「はい、明日までに動物の絵を描いてきてね〜宿題で!」
ってなると思う。

私も自分の授業について、先生方に色々コメントをもらっていこうかな?と今回の授業をやってみて思いました。

ということで、次回は出張アーツクラス!
担当ではない6年生の授業に行って、アーツの授業をやってきました。読んでもらえたら嬉しいです。

アーツの授業紹介

ホリデーの絵日記を描こう
折り染め!トイレットペーパーと食用色素で鮮やかな花を作ろう
フィンガーペイント!炭と赤土で絵を描こう
④紙版画に動物の絵を重ねて ←本記事
タイル模様を描こう!しき詰められる形づくり←次はこちら!
卵の殻でモザイク画~キリンを描こう~

ナミビアはもうすぐターム休み。理科も算数も追い込み中です…!!