Scents of Namibiaヒンバ族の生活からヒントを得たビジネス

オプウォの街に、Scents of Namibiaというお店があります。ここではヒンバ族のフレグランスを製品化し販売しています。原料を収穫したヒンバ族の人達は現金を得ることができ、収入向上に貢献しています。

場所はこちら

タクシーの運転手マイケルさんにお願いして連れて行ってもらいました。

オプウォにあるのは、ビジターセンター兼、製品工場。ビジターセンターはヒンバ族の住居を模しています。

このビジネスはアメリカの支援を受けて生まれたそうで、看板やポスターがありました。

ビジターセンターで販売されているものは、Scents of Namibiaのプロダクトであるフレグランスオイル。

Namib Myrrh(ナミブミルラ)と
Mopane seed(モパネシード)
の2種類がありました。

Namib Myrrh(ナミブミルラ)は、乾燥地帯に生育する樹木。私もコリハスでこの木を見ました。

コリハスで見たナミブミルラ、またの名をコミフォラ

根本から植物性樹脂を取ることができ、ヒンバ族の人々はミルラの樹脂を砕いて、赤土とバターと一緒に混ぜて身体に塗っています。
工場ではミルラの樹脂を蒸留して、フレグランスオイルを抽出しています。

ミルラ(コミフォラ)の樹脂。パンフレットより
ナミブミルラのフレグランスオイル

オイルの香りをかいでみると、ヒノキに少し似ているような香りがしました。防虫効果がありそうな、森林の香りという印象。

もう一つは、モパネツリーの種から取れるフレグランスオイル。こちらはさらに強い香り。よい虫除けになりそうな香りでした。

モパネシード

他に並んでいたのは、練り香水、ハンドクリーム、リップクリーム、石鹸など。
私はDesert secretsのボディーローションと、mbiriのリップクリームを買いました。

販売コーナー

帰ってから、この2つって、Scents of Namibiaのプロダクトじゃなかった…?と気づきました。。せっかくScents of Namibiaに行ってきたのに、、、

しかし、Desert secretsも、mbiriも、どちらも地域住民の収入向上に貢献しているビジネスなのだそうです。

調べてみると、Scents of Namibiaが初めに生まれ、その後に続くビジネスモデルを作るために開催したビジネスコンペで優勝したのがDesert secretsとrare scent(mbiriと親元は一緒)という団体とのことでした。

ビジネスコンペについてはこちら
英文外部リンクです。
NAMIBIA’S ESSENTIAL OIL CHALLENGE FUND COMPETITION

Scents of Namibia のサイトも素敵です。
こちらも英文外部リンクです。
Scents of Namibia

ナミビアは中所得国にあたり、コミュニティ開発隊員は派遣されていません。地域の収入向上、一村一品運動をしている隊員さんだったら、こんなことをしているのかな…仕事を作るのは、勉強を教えるよりも大変だ。

私も、子どもに勉強を教えるだけじゃなくて、空いている時間にコミュニティのために活動してみたらどうか?と隣人に言われています。
オプウォには女性グループや、ハンデを持つ人の支援団体があるそう。学校の外でも色々学んでいきたいと思います。

最後にビジターセンターで見たポスターを紹介します

それではまた(^o^)v