ナミビア人女性エンジニア、エリセさんが超かっこよかった

先日、JICAナミビア事務所の職員さんがオプウォに来てくれていました。今まで行ったことのなかった教育事務所を訪問したり、町議会のトップの人やJICAのプログラムで日本に研修に行っていた方にお会いしたり。とても刺激になりました。

病院のシステム管理を担当するエリセさん

オプウォには大きめの州立病院があります。毎日たくさんの患者さんが来て、混雑しているので、待ち時間が長いそうです。その病院のシステム管理をしているのが、女性エンジニアのエリセさん。

彼女はナミビア北部の出身で、地元の小中高校で学び、首都ウィントフックにある大学でコンピューターサイエンスを学んだそうです。

最初の仕事はタイピストだった

「コンピューターを学ぶっていうのは、タイピングの仕方を学ぶことじゃなくて、ハードウェアやソフトウェア、コンピューターの中身について学ぶことですよね」

と言っていたエリセさん。

「でも私の最初の仕事はタイピストだったの」

「そのあと、こうして病院のシステム管理を担当しています。日本での6ヶ月の研修に参加したこともいい経験になりました」

今では、オプウォから南に150キロのセスフォンテインや、南東に420キロのオチョという街も担当しているとのこと。

担当している仕事は多く、一週間くらいの出張に出ることもあるそう。

技術者を育てたい

「信頼できる技術者は北部に二人。とても忙しいので、一緒に仕事ができる技術者を育てたいけれど…ボランティアに来てもらって、一緒に仕事をしたり、技術者を育てる取り組みをしたりできたらいいなと思います」

彼女が管理するサーバー室も見せてもらいながら、色々なお話を伺いました。専門の知識があり、自分の技術を活かして活躍している姿がとてもかっこよかった!!きっと同期のPC隊員の二人が一緒にいたら、もっと話が盛り上がっただろうなぁ…

エリセさんに私の学校に来てもらいたい!

北部の公立学校で学び、大学に進学、今は技術を活かして町の人達のために働いているエリセさん。

私の学校の子ども達に、お話をしてもらえないかと考えています。

どんな子ども時代を過ごしたのか
なぜコンピューターサイエンスの道に進んだのか
仕事のこと
職業選択のこと
勉強のこと…

子ども達は寮で生活している子が多く、働いている大人の姿を見る機会が少ないだろうなと思います。

エリセさんのようにかっこいい大人の話を聞かせてもらって、子ども達の今後の学びにつなげられたら。実現できるように、計画を進めていきたいと思います。

おまけ その①

事務所の方が、ひっそりとドローンを持ってきてくれていました。私もドローンを見るのが初めてだったのですが、エリセさんも興味深々!

ドローンを持って、
「とってもセクシーだね」
と言っていて、事務所の方にもたくさん質問をしていました。テクノロジーのことを考えるのが好きだとか。そんなところもかっこいい!

おまけ その②

ドローンの話から、写真の話になりました。

「町外れの丘から見る朝日が最高ですよ」
「今は使われていない飛行場も最高。よく行きますよ」

ということを教えてくれました。

今まで出会った人のほとんどは、たいてい自撮りにしか興味がないようで、「景色を写真に撮る人とかいるのかな?」と思っていました…笑

朝日を写真に撮る人、発見!エリセさんのような知的な人は本当に素敵だなぁ。

賢くて、好奇心があって、かっこいい女性でした。私も自分の分野で頑張っていこう。忙しさのせいにして好奇心をなくさないようにしよう✨