テスト振り返り!理科

今学期担当していた6年A組の理科。採点していて思ったのは、

「英語で説明するトレーニングをもっとやってあげればよかった」

ということ。

母語ではない英語で学んでいる子ども達。
問題文が理解できていれば…
英語で説明する力があれば…

もう少し得点は伸びていたと思う。記述問題が多いので、得点を見ても、英語が得意な子が成績上位。

英語の勉強じゃないんだよ!

と思いつつも、テストがこの形式な訳だから、避けては通れない道…

次の学期はもっと工夫したい!

理科のテストはこんな感じ!

まずは結果から〜

★結果★
最高点、49点/60点(がんばったね!!!)
最低点、8点/60点(こらー!!!)

★得点分布★
ひと桁→2人
10点台→16人
20点台→10人
30点台→4人
40点台→2人
50点以上→0人

テスト範囲

今回の出題範囲は2学期の学習トピック
・Water
・Matter & force
・Magnetism
に、1学期の学習トピック
・Living organisms
・Social health
を加えたものでした。

テスト構成

初めに4択問題が少しあり、後半はほぼ記述問題です。

内容

いくつか問題を紹介します!

Water

Q. Compare the rate of evaporation in the three containers holding the same volume of water.
(同じ量の水を入れた三つの容器の蒸発率を比べなさい)

A. 水の表面積が大きいと早く蒸発する。表面積が小さいと蒸発量が少ない。ということが書けていれば丸!

Q. Outline two properties of water
水の特性を二つ答えなさい

A. Solid – ice, liquid – water, gas – water vapour
固体の氷、液体の水の、気体の水蒸気

問題の意味は私にもよくわからないけど、
「とりあえずstates of water とそれぞれの名前を答えなさいってことだから!」
とこれは補足しました。笑

水の特性として表面張力とかも勉強していたので、こんな風に何を問われているのかが分かりにくい問題は嫌だな〜と思います。

Matter and force

Q. Explain the difference between natural and synthetic materials.
(天然素材と人口素材の違いを説明しなさい)

A. 天然素材は自然由来、人工素材は人間が作ったもの。

出た〜difference!笑 算数でもdifferenceが答えられないことを書きましたが、それは理科でも同じ。。

この「difference」シリーズは珍回答も多くて、
Living organismsの
Q.植物細胞と動物細胞の違いを二つ答えなさい

では、
A. 植物細胞には細胞壁がある。植物細胞には葉緑体がある。
が答えになるのですが、

たまに

植物細胞は植物の細胞
動物細胞は動物の細胞

とか

植物細胞は動物細胞ではない
動物細胞は植物細胞ではない

とか書いてくる子が…
キーワードが入ってないとそうなるよな〜と思います。

ちなみに天然素材、人工素材の問題は結構できていたけれど、よくあるのが「天然素材は神の創造物」という表現。

Natural materials are made by god

「神によって作られました」っていうのは言いかえると自然が作り出したっていうこと、とのことで丸に。宗教観に口出しはしたくないけれど、神にどんなイメージを持ってるのかわからなくてモヤモヤ。。人型の神をイメージしてる子も多いんじゃない?と思うと、神の創造物に丸あげていいのかな、、と。

正直、「天然素材は自然由来、人工素材は人工」は丸なのに、「動物細胞は動物の細胞、植物細胞は植物の細胞」がバツなのは、問い方にも問題があるんじゃないかなって気もする。子ども達かわいそうに、、

Magnetism

Q. Draw the magnetic field pattern of a bar magnet
(棒磁石の磁力線を描きなさい)

力作揃いでした!
記述ばかりのテストで大変だったけど、ここは点をあげるのが楽しかった!
描くのが好きらしい〜〜

日本から持参した100均の磁石で勉強しました

三学期にやりたいこと

・知識と実験の授業を分ける
・知識定着のためにカードを作る
・英語で答える練習をする
の三つを考え中。

今学期は実験→考察っていう授業をやれたけれど、子ども達はもっと知識が欲しいようだった。サマリーをくれ!って言っていたし。実験は知識の裏付けのような位置に置いて、知識に重視してあげた方が子ども達は安心するのかもしれない。

カードを作りたいっていうのは、今回
「この子こんなにできないのか!」ということに気がついたことがきっかけ。
全ての子に目が行き届かない、と感じたので、子ども同士がグループで答え合えるカードゲームのようなものがあればいいかなと思っています。

英語で答える練習は、今回のテスト結果を踏まえて。もっと練習の機会があれば得点が伸びたと思う。

三学期の学習トピックは、電気と人の体の二つのみ。多分一年の復習が多くなると思うので、繰り返し練習できる教材を作ってあげたいと思います。

おまけ

記述のテストは採点が大変…読みやすく書いて…!!読む教員も大変だけど、書く子ども達も大変で、すごく頑張ってるよね。

次の学期も頑張ろう〜〜〜